<6月3日 雹が降ってしまいました・・・>

 

農業には、自然災害が付きもの!とは言いつつも、とんでもない目に遭いました。

 

2014年6月3日、16:20頃に雨が降り始めました。摘果作業に勤しんでいたものの、雨あしは強まり、作業を続けるのは無理と判断して、帰宅すると、その後、雨は強度を増すばかり。”バケツをひっくり返したよう”とは、この事かとばかりのドシャぶり。横殴りの強風も手伝って、台風のようでした。そして、”コツリ・コツリ”と窓ガラスを叩く音がしたかと思うと、氷の粒がバラバラ!と落ちて来ました。ヤバい・・・。

 

その後、雨がやんで梨園に行ってみると、

 

 

 絶句。まるで、ネズミにでもかじられたかのように、小さな実が痛々しい姿になっていました。

 

 

 

被害は、実ばかりではありませんでした。左の写真のように、今シーズンに入って伸びたばかりの新梢(オレンジ色の線のところにあったはず)が、強風によって折れてしまっています。右側の写真は、幸運にも折れずに残った新梢ですが、それでも、雹が当たってしまった樹皮は痛々しく捌けてしまっています。このように、枝に生じてしまった被害というのは、来シーズンの花芽の形成に悪影響を及ぼすと懸念され、来シーズンが心配です。

 

 

近くのブドウや梅も、ひどい有様でした。

 

ちなみに、アメダスレーダーの記録を見てみると(右写真)、雹が降ったと思われる時間、真っ赤な帯(1時間換算で80mm以上の降雨)が、当農園(分かるかな?★の所です)の上を通過していました。

 

 

 

翌日の新聞には、雹害の記事がずらり。ただ、この近辺(農協の管区としてはJA松本ハイランド)は、リンゴやレタス等が主流のため、”梨”の文言は、あまり見られず・・・。ちなみに、右の写真は、お隣でリンゴを作っている農家さんなんですが、被害が甚大と言うことで、行政やメディアの視察が数日間続いてました。”こんな事で注目されてもなぁ”と仰有られていたようです。

 

 

長々と、惨状を記述してしまいましたが(本当にすごかったんですが)、2つあるうちの1つの畑の方は、まだまだ被害は軽微で、これからもしっかりと栽培管理して行こうと思っています。

 

ちなみに、雹が降った時期は、摘果作業に忙しい時だったんですが、左の写真のように”摘果し忘れ”のものには、被害を受けた実(左)に守られて、無事だった実(右)が残っていました。こういう実を大事にして行きます。

また、雹の直後、ぐったりとしてしまったジャガイモ(中央)、もうダメかと思ったんですが、植物ってすごいですね。3週間後くらいには、右の写真のように、まるで何も無かったかのように回復を果たしました!

 

雹の被害が甚大で、しばらくはヘコたれていましたが、梨やジャガイモに負けないように、私達も、これから頑張って行こうと思いますので、ご心配なく!!

 

でも、商品ラインナップにあるように、サンセーキピカイチはご用意できません、ごめんなさい

また、その他の品種についても、ピカイチ商品のご提供は、数量がかなり限られてしまうと思います。

それから、今シーズンに限っての”訳あり”商品もご用意させていただいてますので、もしよろしければ、ご利用いただけたらと思います(収穫が近付きましたら、写真等で、詳細をお伝えして行きます)