新しい園地も軌道に乗り始めました!
数年前より取り組み始めた新しい園地作りが、いよいよ実りをもたらし始めています。
まずは、2017年春に定植したリンゴ園(当時の記事はこちらを)。新わい化、もしくは
高密植栽培と呼ばれる栽培方法に取り組んでいます。とにかく、苗木をたくさん植えて、早期
に成園化(収量Max!)を目指すこの栽培方法は、定植から3年ほどの管理作業が、とても
重要となります(興味のある方は、下のリンクをご覧ください)。自分にとって、初めての
取り組みだったことや、人手が足りなかったこともあって、危うく、制御不能、取り返しの
つかない状態に陥るところでしたが、パートの皆さんに協力してもらうようになり、徐々に
理想の形へと近付いて来ました。なお、収穫は2年前から始まっていましたが、収益と言う
よりは、樹を仕立てることに重きを置いた収穫で、今シーズンより、いよいよ本格的な収穫を
迎えられそうです。
リンゴの実が緑色で分かりづらいですが、日当たりの良い位置に、着果しています。秋には
リンゴのカーテンが出来上がる予定です!
続いては、2018年定植の梨のジョイント栽培です。こちらも、これまでの栽培に比べる
と、たくさんの苗木を植えることで、早期成園化を目指します。ジョイントとあるように、
木と木を接ぎ木の要領で連結し、骨格となる主枝を形成します。この主枝から、左右に成ら
し枝(結果枝)を配置し、梨を成らせます。イメージとしては、魚の骨のようなもので、
規則的な動きで作業が進められ、熟練者でなくても、効率よく仕事をすることが可能となり
ます。ジョイント栽培について、もっと知りたい方は、下記のリンクをご覧ください。少し
長いですが、写真を眺めるだけでも、今後、ヒュバ・アグリの梨園がどうなっていくのか、
イメージしていただけますよ。
おおむね連結が完了しました。成らし枝も順調に発生し、多少ですが、梨も成らせてい
ます。来年には、かなりの枝数で棚面が覆われ、梨の収量も格段にアップすると予想され
ます。
始まったばかりの梨ジョイント栽培にリンゴ高密植栽培。高品質な梨やリンゴを、効率
よく生産するための新しい栽培方法が、ますますヒュバ・アグリを元気にしてくれると
思います!