【 パートさん、大活躍。そして、規模拡大!】
智志の出産に、生産規模の拡大も重なり、労働力
不足が懸念された今シーズン。ヒュバ・アグリで
は、初めて、本格的にパートさんをお願いする事
としました。ミチコさんとカツヨさん(写真の
もう1人は、園主の母)、初めての作業で慣れな
い面もあったかと思いますが、一生懸命に働いて
いただき、お二人の協力無しに、今年のヒュバ・
アグリは成り立ちませんでした。これまで、基本
的に、家族のみで仕事をしてきましたが、パートさんが参加してくれる事で、規則正しく仕事
を進められるようになるなど、自分たちにも良い刺激となりました。今後、もう少し生産規模
の拡大を図って行く予定なので、それに伴い、パートさんも増員し、みんなでヒュバ・アグリ
を盛り上げて行けたらと思います。
*ここから先は、筆者の自己満足に近い記事にもなっておりますので、
お時間に余裕のある方にお勧めします。
さてさて、ヒュバ・アグリの規模拡大についてですが、今シーズンは、第一弾として、リンゴ
の新園地を開設しましたので、その様子をお伝えします。
新園地と言っても、ただ苗木を植えれば良いというものでもなく、まずは”トレリス”と言う、
リンゴの木を支える、ちょっと大掛かりな設備を準備する必要があります。
北アルプスを望む更地(以前は野菜畑だったため)に、ゴツい鉄骨資材を持ち込み、トレリス
の設置作業が始まりました。なお、作業をしている畑の奥の方に、別の農家さんのリンゴ園が
あり、これから作ろうとしているトレリスも見えています。まずは、バックホー(ショベル
カーのミニ版)を使って、1mくらいの穴を掘り、両サイドの隅柱を埋設して行きます。
穴の深さや埋設位置を微調節したりと、悪戦苦闘しながら作業は進んで行きました。様子を
見に来た子ども達も、深い穴に興味津々でした。その後、それぞれの隅柱を、針金で繋ぎ合
わせ、張力を利用して、固く固定する事になります。
左上の写真にあるのは、巻かれている針金を、よじる事なく送り出すための専用機具で、これ
無しには、どれだけ時間が掛かったことか。道具の便利さをしみじみ実感しました。作業は、
新規就農者仲間のサポートを受けながら行いました。彼は、コメ農家なのですが、他品目の
仕事に興味を持ってくれて、時々、手伝いに来てくれます。最後は、リンゴの苗木に添える
支柱を立てて、更地だった畑に、トレリスが完成しました!
続いて、いよいよ苗木の定植です!近年は、”新わい化”とも”高密植栽培”などとも言われる、
多数の苗木を密植する事で、短期間で最大の収量・収益を確保する定植方法が一般的となって
います。
ヒュバ・アグリでも、苗木を300本購入しました。定植の方法を打ち合わせし、いざ定植。
と、その前に、植え穴に水を入れますが、ここでは、普段、消毒に使っているSS(スピード
スプレイヤー:通称エスエス)が大活躍。運転席後ろのタンクに600リットルの水を用意
する事が出来ます。高密植栽培では、苗木の根域が小さい関係で、あまり深く植える必要が
なく、定植作業自体は、思いの外、短時間で済みました。ズラーっと並んだリンゴの苗木を
見ながら、我ながら良い仕事をしたものだと自己満足。そして、早く果実をたわわに成らせ
てくれよ!と願うばかりです。
*それにしても、葉のない苗木は、そこにあるのすら見づらいですね、、、。
左写真は、現在(7月下旬)の圃場の様子です。心配された乾燥による枯死もほとんど無く、
葉や新梢も展開し、賑やかになってきました。そして、右写真は、普段お世話になっている
先輩農家さんの、定植後5年目の圃場になります。秋には、リンゴがカーテンのように実り、
圧巻です。早く、ヒュバ・アグリの圃場も、こうなって欲しいものです。先人曰く、初期段
階の幼木管理が本当に大事だとのことなので、子育て同様、手を抜かずに頑張って行きたい
と思います。
長々と書き連ねてしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
先の話になりますが、ヒュバ・アグリでは、来春に、梨・リンゴの4園地で、改植の予定と
なっています。正直、手が回るかな、、、と心配ではありますが、地域の農家仲間の助けも
いただきながら、やり遂げて行きたいと思います。来春の様子も、記事にする予定ですので、
今回の長文に懲りずに、来シーズンの報告をお楽しみにしていただけたらと思います。