<雹害果の取り扱いについて>
HPでもお知らせしていましたように、今シーズンは、6月3日に雹が降り、当農園の梨も、
大きな被害を受けてしまいました。
それでも、その後の作業を続け、皆さまに食べていただいても大丈夫かなと思われるような
果実も、数多く残ってまいりました。
そこで、雹の被害を受けた果実を含め、どれくらいのキズのものを、どの等級(”味よし”か”訳あり”)で取り扱うのかを検討しましたので、お伝えしたいと思います。
ちなみに、”ピカイチ”としては、傷もなく、味も形も良好なものをご用意いたします!
”味よし”
*雹による傷はあるものの、写真(左上)のように、くぼみを伴わない、
かすり傷のようなもの。
*左右対称となっていない変形果(右上)。
(受粉が上手くいかなかったために、部分的に肥大が進まなかった結果です)。
*梨棚に張られている針金にすれて出来てしまう”スレ”。
概ね、外周の1/4程度までのもの(左下)。
”スレ”ですが、小さな実のときに、お尻部分が針金に接触し、果実の肥大と共に垂れ
下がってくると、最終的に、右下のように茶色のスレキズが出来てしまいます。
”訳あり”
*雹により、くぼみを伴う傷が出来てしまったもの。傷の数は、3つ以内(左)。
*スレが、外周の1/4を越えて、生じているもの(右)。
ちなみに、”訳あり”のものを、くぼみの部分で切ってみました。
写真では分かりづらいですが、くぼみの部分は、果肉部分が硬化していて、取り除いていただく必要があります。でも、その他の部分は、正常な果実と変わりないようです。ちなみに、せっかく切ったので、もったいないから食べてみました。本来なら、収穫まで、あと数日あるので、少々、未熟な味でしたが、今年の初梨となりました。早く、味の乗った、美味しい梨が食べたいです!
なお、”訳あり”にも出来ない、もっと傷の大きいものもたくさんありますが、これらは、
来年の肥料となるべく、畑の土に還ってもらう予定です。
何と言ったら良いのか、、、”切ないけれど、ありがとう”と言う気持ちです。