冬仕事の仕上げ 〜誘引作業〜

 

前回(2015 Feb)、ご紹介した、冬の大仕事、剪定作業。これは、不要な枝を切り落とす作業でした(剪定作業の記事を見る→)。そして、整理した枝を、棚に括り付ける作業が、誘引作業となります。そう、ご存知ない方も多いかと思いますが、梨は、風に揺られたりしないよう、棚に枝を括り付けて、栽培するんです。

 

さて、剪定作業の様子も思い出してもらうために、

 

右写真のように、不要な枝をスッキリさせました。この段階では、まだまだ陽気が寒く(地面には雪も残っています)、枝も硬直しています。この時に枝を縛り付けしようとすると、必要以上に力が必要になったり、運が悪いと、せっかくの枝が、ボッキリと折れたりしてしまいます。そこで、暖かくなり、木が水を吸い上げて、柔軟性を持ち始めるまで待つことになります(と言うか、剪定作業を一通り終わらせると、もうすっかり暖かくなっていると言った方が正確かも)。

 

さて、雪も溶け、地面には、青々とした草が生えて来ました。

 

 

 

上を向いていた枝(左写真)が、棚に括り付けられた様子(右写真)がお解りでしょうか?

なお、枝を縛り付けておかないと、風が吹いた時に、果実が必要以上に揺れ、時にはお互いにぶつかり傷付いてしまうと言うような悲劇が生じてしまいます。

 

さぁ、これで冬の仕事は、終了となりました。次は、春の仕事です!!

 

 → 春の仕事−1〜摘蕾・芽剪定〜 の記事を読む